龍馬と平八とちょっとだけ小龍

8.なんでもコラム

心洗われる親子愛と夢への挑戦。ヌーヨーカーの話。

龍馬は、江戸から帰郷し、坂本家の皆に“黒船”の事を報告します。
龍馬は、河田小龍(かわだ しょうりゅう)という有名な画家・思想家が主宰する塾に関係していました。
小龍は、龍馬に、アメリカから帰国したジョン万次郎から聞き書きした漂流記にまつわり、
“日本は異国に追いつかなければダメだ!”と説いています。
小龍は、先見があったんですね、この時代に、絵描きで自遊人いながら、
異国や世界情勢などにアンテナを高くし、大局を見ていたんですね。

龍馬の父上・平八は余命短い状況で、寝床から小龍と話をしました。
[龍馬は、歳をとってから授かった息子。あまり構わないようにしているが、つい心配で構ってしまう。]

この後、平八は小龍に問いかけました。
[あの子は、この行く先、しっかりと生きて成果を出してゆけるのかな?]。
すると、小龍は、龍馬の良さについて、
[この家は、家族全員が父を敬い、また、父始め家族全員がお互いの事を敬い、皆がいたわる優しい空気が流れている。
その様な家族の中で育った龍馬は、必ず花を咲かせるだろう。しかも、大きな花を]と話しました。
平八は、[その大きな花を見てみたいのぉ]と、呟ていました。
この場面、小龍の話す事、余命短い父上平八の心情と立場、遅くして授かった息子龍馬の誠実と夢・・・等々、
小龍の話は、子を育てる上で大切な事であるような気がしました。

海辺の場面に変わり、龍馬は、平八に[父上!私、夢を見つけました!]と言って、
砂浜に世界地図を描いて、大海を前に、話し始めます。

[父上!私の夢は、黒船を造って家族皆を異国に連れてゆく事です。
 隣の大陸では見たことのない風景がある。見てみたのぉ!
 アフリカには、キリンやゾウや見た事のない生き物がいる。
 ヨーロッパは、とても文明が進んでいる。見てみたいのぉ!。
 アメリカは、万次郎が行ったところ、プレジデントに会いたいのぉ!
 いろんな異国に皆で旅をする事が夢。]

平八は、
[こんなに嬉しい日は初めてじゃ。おまえはこんな事を考えていたのかぁ]