『被告人AI』ーー中山七里

7.BOOK

都内で一人暮らしの男性が突然死し、当初は病死と判断されたが、介護用AIロボット「リタ」の影響でペースメーカーが停止した可能性が浮上。
警察はロボットの異常行動とみなし、最終的に介護用AIロボット「リタ」そのものを殺人容疑で起訴するという前例のない裁判へと発展する。
裁判を担当する判事補は、介護用AIロボット「リタ」に人間のような振る舞いを感じ、「介護用AIロボット「リタ」に人格や殺意はあるのか」という根本的な問題に直面する。物語は、人間とAIの違いや「人間とは何か」を問い直す法廷ミステリとなっている。
引き込まれるストーリー展開で、AIやICTに携わる身では、現実味のある大変興味深い一冊である。