micro:bit(マイクロビット)

1.学び5.STEAM6.IoT

micro:bit(マイクロビット)、ものづくり提案において自分のアイデアをプロトタイプとして確かめるためにはとても有効なツールです。手のひらサイズの教育用マイコンボードです。イギリスで開発された小さなコンピュータには、誰でも直感的に扱える工夫が詰まっており、世界中の教育現場やSTEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学の統合学習)で活用されています。


1. micro:bit(マイクロビット)とは?

micro:bitは、手のひらに乗るほど小さな基板でありながら、非常に多機能で拡張性に優れたコンピュータです。
単に画面の中でプログラムを動かすだけでなく、現実の世界にある音や動き、温度などを感知し、それに応じてLEDを光らせたり音を鳴らしたりといった「現実世界とつながる」体験ができるのが最大の特徴です。

2. micro:bitでできること(主な機能)

micro:bitには、以下のような多彩なセンサーや機能が標準で搭載されています。

  • センサー類: 光、温度、音、人感、超音波などの環境変化をデータとして取得できます。
  • LEDディスプレイ: 文字や図形を表示してメッセージを伝えることができます。
  • ボタン: ユーザーの操作を受け付けるスイッチとして機能します。
  • 外部接続: センサーを拡張したり、ロボットなどの動く仕組みと連携させたりすることも容易です。

さらに、AIカメラと接続してAIの仕組みを学んだり、専用の拡張ボードを使って携帯型ゲーム機に変身させたりすることも可能です。

3. 誰にも優しいプログラミング環境

micro:bitは、誰もがすぐに始められるように設計されています。

  • 無料のIDEツール: Webブラウザ上で動く無料のプログラミングツール(MakeCode)が提供されており、特別なソフトのインストールなしで開始できます。
  • ブロックベースコーディング: パズルのようにブロックを組み合わせるだけでプログラムが作れるため、タイピングが苦手な初心者でも安心です。最近ではマウスを使わずキーボードだけで操作できる「キーボードコントロール」機能もリリースされ、アクセシビリティも向上しています。
  • 高度な学習へ: 慣れてきたら、Python(パイソン)JavaScriptなどの本格的なテキストプログラミング言語へステップアップすることも可能です。

4. 学びに最適

micro:bitは、単に「コードの書き方」を覚えるための道具ではありません。

  • STEAM教育の入口: 「作って終わり」ではなく、センサーから得た情報をもとに動作を変える体験を通じて、AIやIoT(モノのインターネット)の考え方を直感的に理解できます。
  • 課題解決のツール: 「身近な問題をどう解決するか」を考え、実際に形にするプロセス(プロトタイプ制作)に役立ちます。
  • 適応: 遊び感覚で学べる要素があるため論理的思考が育ち始める小学校高学年から大学生、大人まで本格的で手軽なPoCの基盤として向いています。