
IoT時代のものづくりを楽しむ。プログラミングや電子工作に興味を持ち始めると、micro:bit などの教材に触れる機会が増えます。
その一歩先、あるいはより本格的な「IoT(モノのインターネット)」や「プロトタイプ制作」に挑戦したい方に最適なのが、この M5Stack です。
1. M5Stackとは?
M5Stackは、中国・深センで生まれた手のひらサイズの高機能マイコンボードです。 最大の特徴は、最初から「ケースに入っている」こと。
基板がむき出しではないため、持ち運びやすく、見た目もスマートなガジェットとして完成されています。
2. 必要なものが”全部入り”
通常、電子工作では画面やボタンを別途つなぐ必要がありますが、M5Stack(基本モデル)には最初から以下の機能が組み込まれています。
- カラー液晶ディスプレイ: 文字や画像、グラフを表示できます。
- 3つの物理ボタン: 操作スイッチとして活用できます。
- スピーカー・マイク: 音を鳴らしたり、声を拾ったりできます。
- バッテリー内蔵: パソコンにつながなくても単体で動作します。
- Wi-Fi・Bluetooth: ネットワーク経由でデータを送受信し、IoT機器として使えます。
3. 「スタック」して機能を増やす拡張性
名前の通り、基板を「積み重ねる(スタック)」ことで、機能を簡単に増やせます。
「電子ブロック」 のように、ハンダ付けをしなくても「ユニット」と呼ばれるセンサー(温度、湿度、人感センサーなど)をケーブルでつなぐだけで、すぐに高度な仕組みを作ることができます。
4. 多彩なプログラミング環境
初学者からプロまで、自分のレベルに合わせたツールを選べます。
- UIFlow(ブロックベース): パズルのようにブロックを並べてプログラムを作れます。micro:bit やScratchに近い感覚で始められるため、初心者におすすめです。
- Arduino IDE: 世界中の開発者が使っている本格的なC++言語での開発が可能です。
- MicroPython: 人気のPython言語を使って、より柔軟な記述ができます。
5. STEAM教育や社会課題解決への活用
STEAM教育の目的として「実社会の課題を解決する力」や、「センサーから得た情報をもとに動作を変える体験」 が重要視されています。
M5StackはWi-Fi機能を標準装備しているため、「部屋の温度が上がったらスマホに通知する」「離れた場所にある機器を操作する」といった、Society5.0時代に求められるIoTの仕組み を直感的に学ぶための強力なツールになります。


