「動いた=成功/研究終了」ではない

1.LEARN2.RESEARCH5.STEAM

はじめに

研究室でよく聞く言葉があります。

「一応、動きました」

しかし、研究評価の観点では、「動いた」はスタートラインにすぎません。
なお、本記事で扱う教材キットには、次のようなものが含まれます。

  • 小型マイコン系
    • micro:bit
    • M5Stackシリーズ
  • ロボット教材系
    • mBotシリーズ
  • シングルボードコンピュータ系
    • Raspberry Piシリーズ

なぜ「動いた」だけでは評価されないのか

理由はシンプルです。

  • 比較がない
  • 改善が示されていない
  • 知見が共有できていない

研究として評価されるポイント

1. 動かなかったケースを含めて分析しているか

失敗例は、研究では重要なデータです。失敗から探求が始まります。なぜだろう、なぜだろう、なぜだろう ~


2. 条件変更による差分が示されているか

  • 閾値を変えたらどうなったか
  • 環境を変えたらどうなったか

3. なぜそうなったかを説明できるか

考察がない成果物は、研究では評価されません。


教材キットによる研究でありがちな落とし穴

  • サンプル数が極端に少ない
  • 都合の良い結果だけ載せる
  • グラフがない

まとめ

研究では、「なぜそうなったか」まで語れて初めて成果です。